- 2025/08/03
- まじめな話をしよう
メンタル強し!
今、ホットな話題の中心人物のひとりに、伊東市の田久保眞紀市長の学歴詐称が挙げられると思います。
まぁ、ある意味でね。
辞職するとか辞意を撤回とか、卒業証書を公開するとかしないとか、騒動の顛末はテレビやネットの報道を見た方が早いです・・と言うか、面白いです。
ちょっと前にも似たような感じで話題の中心のひとりだったのは、兵庫県の齋藤元彦知事。この件も記憶に新しいと言うか、ぶすぶすと燻っていて現在進行形です。
パワハラ疑惑や金品のおねだり疑惑から始まり、騒動に関わった人物の自死、辞職後の選挙でのいろんな騒動を引き起こす直接の原因となりました。
波風を立てている割には本人は当事者ではないと涼しい風で、会見での記者からの辛辣な質問に対して飄々と受け答えてたのが印象的です。
この知事とテイストが似てると言えば、安芸高田市の石丸伸二元市長もでしょう。
あれこれ言葉がポンポン飛び出すところはスゴさを感じます。
説明不足で通じないところを相手の理解力不足のせいにしちゃうところはもっとスゴいなと思いました。
ほかにも号泣会見で一躍有名になったのは、兵庫県議会議員だった野々村竜太郎さん。
白々しいほどオーバーなパフォーマンスは見事なもので、疑惑の本質が脇に追いやられました。
この人たちって、ある意味で「メンタル強し!」です。
自らの不祥事とか疑惑だけでなく、目論見が外れた政策の分析など、何らかの説明責任が求められる場面を切り抜けるための幻術を身に付けているようです。
この時代にふさわしい新手のリーダーなのかもしれません。
壊れないメンタルを得るために身に付けた処世術なのでしょうね。
そう言えば、安倍元首相は説明を重ねるごとに、ある陣営の人たちから叩かれてました。
不祥事を起こした企業のトップが会見に出て来て、シビアな質問に答えているときの不用意なひとことが切り取られて拡散されて炎上したこともありました。
そんなのを目にしてると、だったら問題点をすり替えたり説明をはぐらかせて多くを語らず、嵐が落ち着くまで耐え抜くのが最善だと考える人が出ても当然だろうと思います。
考えてみると、今の首相の石破さんもそう。
過去には自身が幹事長だったころ、総選挙の敗北で安倍さん、都議選の敗北で麻生さんに公然と退陣を求めてますが、三度の選挙で敗れた自分は首相の座に居座り続けてます。
他人に退陣を求めておきながら自分には当てはまらないと考えるのはすごいですし、居座り続けるために色々と理由を付けて煙に巻くのも大した芸当だと思います。
自分の責任を回避して難局を耐え抜く新手のリーダーなのかもしれません。