- 2024/08/09
- 日々のあれこれ
どっちやねん?
報道ですでにご存じだと思いますが、昨日の夕方の5時少し前のこと日向灘で地震がありました。
マグニチュードは7.1。
南海トラフ地震の想定域でマグニチュードで7を超える地震が起きた際、巨大地震の可能性が高まっているかどうかを6人の専門家で検討する臨時の会合が開かれることになってます。
んで、会合が持たれた結果、「巨大地震注意」という結論が初めて出されましたのはご存じの通り。
ちなみに、7月30日にマグニチュード5.1の地震がほぼ同じ地域で起きてますが、この地震のときには召集されてません。
何やらよく分からないのが「巨大地震注意」って評価。
1週間以内にマグニチュード8クラスの巨大地震が起きる頻度が平常時と比べると数倍高いということだそう・・
んで、地震の備えの再確認、そして地震が起きたらすぐに避難できる準備などを、今後1週間くら続けて欲しいと言う目安だそうです。
地震が今にも起きそうと言うような、切羽詰まった状況ではないのだろうなと言うことは分かります。
でもね、この規模の地震が起きたあとに余震が来る確率はそこそこある訳でして、その点では今回の「巨大地震注意」の「巨大」は空振りするかもですが、小さくても余震が続けばフツーの人なら当たっているように見えるかもです。
もうひとつ腑に落ちない点がありまして、一昨日の8月7日に「南海トラフ地震関連解説情報について-最近の南海トラフ周辺の地殻活動-」という報道発表がありました。
その報告の結びはどうなっているかと言うと・・
色んな観測結果を総合的に判断した結果、「南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません」と結論されてます。
この翌日に昨日の地震ですから、どっちやねんと言いたくなっちゃいます。
まぁ、アテにならないってことですかね?
東大名誉教授で地震学者のロバート・ゲラーという研究者がいるのですが、ゲラーさんは「地震は予知できない」という研究結果を発表しており、ひょっとしたらこれが真実なのかもしれないなとフト思ったりしました。
大事なのは地震の備えをしておくことでしょうかねぇ・・