- 2025/08/05
- 日々のあれこれ
雨乞いだって・・
例年になく梅雨明けが早く、そのあとも少雨傾向なのとハンパない猛暑。
私の住む山里では影響は目に見える形で現れていませんが、田んぼが干上がって稲が枯れたとか畑の野菜が全滅寸前、果物の実の付きが良くないなど、全国のあちこちから農業への深刻な打撃が伝えられてます。
農業用水の確保が困難で、川から水を引き上げるにも川の水量が足りないとなれば、あとは雨乞いしか頼れるものはないとなる訳です。
観光の呼び水として祭りとかイベントで雨乞いが行われている場所もありますが、ニュースになった雨乞いはガチの神事。
と言うことで、ピンチの農作物を救うべく最後の神頼みとばかりに、山形県寒河江市の寒河江八幡宮で7月25日、鳥取県倉吉市で8月1日、山形県酒田市の玉池神社で8月2日など、雨乞いが行われてます。
ユニークなのは新潟県上越市の越柳という地区に伝わる雨乞いで、7月27日から8月2日のあいだに行われてます。
地蔵を祠から引きずり出して縄で縛って溜池に沈め、1週間後くらいに池から引き上げて縄を解き祠に戻し、集まった人たちが雨が降るように祈ると言う段取りです。
雨乞いといえば、山頂で火を焚いたり鉦や太鼓で踊ったりとか、神社に篭って夜を徹して祈願といった印象です。
地蔵を池に沈めるというのは、神聖な物を冒涜することで神を怒らせて雨を降らせてもらおうとするらしいです。
水源の水神様めがけて牛馬の内臓を投げ付けたり、神社の社にいたずらする例もあるようです。
いずれにせよ、一刻も早い恵みの雨を期待するところです。
とくに北日本では明日あたりから雨がちの天気になるようで、渇いた農地を潤す雨となるかもしれません。
農業用の貯水地の水位が十分になるかどうかは今後の雨の降りかた次第ですが、逆に大雨になる可能性もあるようです。