- 2025/11/11
- 日々のあれこれ
小春日和
昨日は昼まえあたりから北寄りの風が強く吹き付けるようになりました。
朝のお出かけのころは前日の生暖かさが残ってましたが、帰りの時間帯は一転して寒さが身に染みました。
そして今朝起きてみると、山里は深い霧に包まれてました。
この時季によく出るタイプの放射霧で、穏やかに晴れた日の朝に地表付近が放射冷却でキリリと冷やされ、空気中の水蒸気が水滴になったもの。
山里は霧の海の底に沈んでいるわけで、この様子を山の上に登って見下ろすと雲海になって見えてます。
朝霧で1日が始まると言うことは、昼間は穏やかに晴れることを意味します。
今日はガラリと変わりましてポカポカとした陽射しの暖かさを感じました。
最高気温のデータを見ると昨日と今日で大した差はないのですが、風があるのと無いのとでは体感がまるで違ってます。
ところで、11月から12月初旬にかけての季語に小春があります。
誤用されているケースがあるよとネタで取り上げられることもありますね。
ちなみに霧も秋の季語です。
初霜や初時雨などの冬の足音を感じさせる季語もこの時期で、そんな寒々しい日々のあいだに現れる、春のように穏やかで暖かい日にはホッとさせられます。
今日はまさに小春がふさわしい1日でしたね。