国と地域によっては期間のズレがありますが、6月はプライド月間とされてます。
これに合わせて色んな企業の取り組みが発信されるようになりました。
その1つ1つを取り上げてああだこうだと論評をするつもりはありません。
企業はボランティア団体ではありませんので、最終的に営利活動に結び付かない取り組みなんて有るわけがないです。
ただ、そのさじ加減を間違うと炎上騒ぎになることもあるようで、首を傾げてしまうケースも見受けられます。
例えばアディダスがレディース水着のモデルに男性を起用したケース。
着用イメージとかフィット感の参考にならないとか、女性を排除していると主に女性アスリートから批判されてます。
また、ザ・ノース・フェイスでも、プライド月間のキャンペーンにドラァグクイーンを起用したことが騒動に発展してます。
ありのままのあなたを受け入れてくれる大自然の中にカムアウトしようと呼びかけ、これが主に保守派からの怒りを買ってます。
バドワイザーから出ているライトビールのキャンペーンにトランスジェンダーを起用したことも、保守派からの反発を買ってます。
ライフルでビールを銃撃している過激な動画なんかも出回りました。
最後に直近のケースで、targetというアメリカの大手量販店チェーンの騒動があります。
タックにフレンドリーと謳った水着がありまして、保守派メディアの誤報が原因となって大炎上しました。
まぁ、何をしたって何らかの反発があるのはしょうがないです。
その対応というかダメージコントロールを考えた上でキャンペーンを打ったのかどうか、そこが疑問です。
この4つのケースではモデルに起用された人物や社員さんへの批判や脅迫に対して、企業側の擁護や配慮が中途半端で足りていないように思えます。
キャンペーンを通じて顧客に企業理念をアピールするというよりも、キャンペーンを企画した人たちの高尚な思想の発表会・・そんな雰囲気を感じます。