- 2023/08/08
- 日々のあれこれ
マネの出来ない芸当
ネットのニュース記事です。
人の血吸うヤマビル、人家周辺にも出没「サンダル履き危険」住民うんざり シカの生息拡大影響か、岐阜(岐阜新聞Web、2023年8月6日)
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/269021
吸血性のヤマビルが人里でも急増していることを報告しており、シカやサルの行動範囲が人里と重なる範囲が広がったのが原因ではないかとしてます。
記事にある大垣市のケースでは草刈り中に血を吸われるのは茶飯事で、玄関先でも被害に遭うこともあるそうです。
実は私の住む山里でも人家の近くでヤマビルを目にすることが多くなってまして、対策がとられるようになってます。
まずは草刈りと清掃をこまめにしてヤマビルが潜む環境を作らないこと。
そして柵を立ててシカやイノシシの侵入を減らすこと。
人里に侵入したヤマビルを地域全体で駆除すること。
この最後の駆除が厄介でして、駆除作業は各自の努力に委ねられてます。
と言うことで、役場から塩の入った袋と小さな素焼きの壺とトングが各戸に配られます。
壺というのは、食べ物屋さんのテーブルにあるようなヤツで、福神漬けとか紅生姜を入れているのがありますよね。
そんな壺に下から3分の1くらいまで塩を入れておき、そこにヤマビルを投入すればナメクジと同じように水分を奪われますので仕留めることが出来ます。
1匹でも駆除したら役場に連絡をすれば新しい壺に交換されるというシステムです。
壺はもちろんリサイクルして利用です。
んで、この駆除作業のハードルが高いんです。
だって、見つけたヤマビルを摘んで壺に入れなければ話になりません。
私も初めてのときは、ヤマビルをトングで摘んだ瞬間に鳥肌が立つような感覚に襲われまして、全身がゾワゾワしました。
ちなみに私はまだ2匹しか駆除してません・・っていうか、これ以上はムリです。
慣れた人というか強者はヤマビルを素手でヒョイと摘んでサッと壺に入れます。
効率がいいのは分かりますが私にはマネ出来ない芸当です。