あの騒動はどうなったのか?
昨夜遅くから雨が降りはじめました。
今朝起きてみると夜の間に雨が雪に変わったようで、地面はうっすらと白くなってました。
雪遊びが出来るほどではなく、冷たい北風も吹き付けてました。
と言うことで、昨日に続きまして今日ものんびりしてます。
話すほどのことはやってませんので、高知県にある土佐市というところの、とある海辺の町での騒動について私が思ったことです。
東京都から移り住んでカフェを運営していた移住者が、「地元の有力者から出ていけ」と言われたとSNSで主張したことに端を発した炎上騒動を覚えておいででしょうか?
昨年の8月20日の書き込みで、「私はこの話って、対立している崖っぷちカフェ店長もNPO法人の理事長もどちらも共感することが出来ません」と綴りました。
NPO法人の理事長は身勝手で勘違いした厄介者のお爺さんですし、崖っぷち店長の方も「田舎では何々」とか「SNS世代でない人は何々」とかと決め付けるような書きっぷりで、対立する理事長とか市役所の職員を黒いシルエットで表現して印象操作をしてるのが引っかかりました。
そして、ネット界隈では崖っぷちカフェ店長に軍配を上げる方に傾き、SNSでは擁護する書き込みが圧倒的多数でした。
挙句の果てに、怒りの爆破予告の書き込みとか市役所への抗議電話とか関係のない団体への誹謗中傷など、ネット界隈の反応は常軌を逸してました。
ネット界隈が炎上したのは、崖っぷちカフェ店長がSNSで一方的な書き込みをしたのがベースにあって、それをそのまま真に受けた人が異常な反応を示したのだと思います。
また、この対立に右往左往する役場とか、これを政争に利用しようとしている一部の市会議員の動きもイヤでした。
一部の大手メディアも、移住者に降りかかった理不尽なトラブルを告発する格好で、崖っぷち店長の側に偏った位置からの報道をしてるのもイヤでした。
ただ、両方の側からの報道もありまして、「地域おこし協力隊/高知・土佐市のカフェ"炎上"当事者の思い」と言うタイトルで、地元住民と地域おこし協力隊が経営するカフェ トラブルの発端を追い、すれ違う地域への思いに迫ったものがありました。
でもこれはNHK高知放送局からの地域限定でした。
んで、現在の私はどう思っているのかと言いますと、NPO法人の理事長をはじめとする地域住民の方々に同情する方に傾いてます。
何よりも彼らは、「田舎では何々」から始まる崖っぷち店長の一方的な書き込みによる印象操作の被害者ではないでしょうか。
地方に移住すると言うことは、行った先の土地の伝統や決まりごとやルールを受け入れることが前提であり、都会で当たり前だったことを持ち込むのは都会人の身勝手でしょう。
移住の決め手として長閑な田舎の風景に憧れてなどとよく言いますが、そんな環境を伝統的に築いて来た地域住民がいることを尊重するべきです。
都会で仕事に就いているのであれば、自分が属する会社や組織のルールに当たり前のように縛られるのと同じですから、そんなことって分かるはずだと思います。
都会人の当たり前が地方の当たり前に無条件に優先するものでは無いはずです。
頑固で我儘で実力者気取りのお爺さんも確かに困り者ですが、皆んなが根っからの悪人という訳でも無く、肚を割って付き合っていくうちに気のいい面倒見のよいお爺さんだったことが分かることもありまして、ホント人付き合いって面白いなぁと実感してます。