- 2025/04/12
- 日々のあれこれ
聞きまちがい
NBCニュースのネット配信をよく見てます。
とくに頻繁に見てるのはNightly Newsの本編とKids Editionで、気が向けばThe Drinkというお酒の入ったインタビューを見てます。
今日はThe Rundownという、ロサンゼルスにあるNBCの系列局が配信しているローカルニュースを中心にしたプログラムを見てました。
4月9日の放送回の終わりの方ですが、光るペチュニアがネブラスカの種苗店でお目見えというニュースがありました。
キャスターの姐さんが「暗闇で光る」と言ってたのですが、私は「暗闇で育つ」と勘違いしてました。
“Glow in the dark”を“Grow in the dark”と思ったのですね。
お互いに光を出し合って光合成するのであれば画期的なのですが、考えてみれば光合成できるほどの強さで生物発光なんてのは無理でしょう。
ちなみに、商品名は“Firefly Petunia”ですからホタル・ペチュニアでしょうか。
これ自体は前から話題になってまして、例えばタイム誌が選ぶ2024年の優れた新商品のひとつとして紹介されたりしてます。
ホタルのルシフェラーぜは高校なんかで生物発光の例として教わります。
んで、見てきたかのように発光の仕組みの図が出てますが、実はルシフェラーゼがホタルの体内で合成される仕組みは今でも謎です。
生物発光はほかにもウミホタルとかホタルイカが有名ですし、光るキノコや光る貝やクラゲなど1万種くらいはいるようです。
んで、この光るペチュニアにはキノコの発光系の遺伝子が組み込まれていて、ホタルのそれとは異なっていると言うか、発光基質の生合成から発光までの仕組みが解明されてます。
さらに面白いのは、キノコの発光系では細胞がもっているアミノ酸のチロシンが発光物質の原料となるようで、キノコの発光系の5つの遺伝子セットを組み込めばどんな細胞でも光らせられる可能性があるようです。
と言うことで、光る観賞魚とかも作れるのではないでしょうか。
さらには緑系の光から赤系とか青系の光を出せるようになったりするかもしれません。