- 2024/10/16
- 日々のあれこれ
山里だより
私の住処から駅に向かう途中、川と道路のあいだに公園みたいなところがあります。
みたいではなく親水公園って名前が付いてます。
6、70メートルほどの細長さで、ベンチなども設置されてます。
対岸も同じようになってます。
道路に近い側はヤマザクラの並木になっており、春が来ると薄ピンクに染まります。
思いのほか壮観なのですが、雰囲気的にはお花見が出来るような場所でないのが残念なところ。
川に近い方にはキンモクセイが十数本植ってます。
これがちょうど花を付けてまして、山里一帯に甘い香りを漂わせてます。
こちらはほぼ例年通りでしたね。
キンモクセイって緑の葉っぱに混じって花の塊が付きますので、ヤマザクラほどの見た目の派手さはありません。
まぁ、香りの主張はハンパないですけどね。
そして今年は遅れに遅れたヒガンバナ。
あちこちで萎れた姿がようやく目に付き始めましたが、場所によってはまだ鮮やかな赤を保ってます。
ちなみに、いつもの年ですとキンモクセイの咲くころにはほぼ萎れてます。
それからシカの鳴き声がしきりに聞こえて来るようになりました。
例の女性の悲鳴にも似たシカの鳴き声が夜の山里に響き渡るようになると、季節の進みをしみじみと感じさせます。
しかし慣れているはずですけど、助けを求める悲鳴みたいな鳴き声はいつ聞いてもドキッとします。